過去のマンスリーフォト

2007
Mar コールマンシュリンプ
Feb マンジュウイシモチ.
Jan コガネシマアジ
2004
Dec
ヒメジ属の一種
Nov
ウシオニハゼ
Oct
Zanzibar boxer shrimp
Sep
オニツノハゼ
Aug
Whip fin wrasse
Jul
Bulls eye
Jun
アカタチ属の一種
May
アカタチ属の一種

ヒメジ属の一種

Upeneus sp.

 あまりダイバーには相手にされないヒメジの仲間達ですが、ここまでキレイなメタリックな色合いだと誰もが一目おきます。Web写真だとなかなかこの光沢感が表現できないが、実物はいとも鮮やかなメタリックブルーです。いろいろな環境に普通にいるヒメジの仲間達。 どんな仲間達にも例外的にキレイだったり、例外的に珍しかったりする種がいる。本種はそれに当てはまる種と言う事ができる。あまり見ることはないが砂泥底の隠れる所もないような平坦に砂の広がった10m以浅の夜間に出現することがある。出現する時は単体の個体が別々の場所で5,6匹ほどを1ダイブで見るがペアや複数の個体は未確認です。また見ない時はまったく見ないので、何かしらの要因で普段の生息場所から、このような場所に来るのではないかと思われる。まだまだ観察もデータも足りないので、これからの出現に期待している種です。

ウシオニハゼ

Flabellogobius russus

 Cryptocentrus polyophthalmusと紹介されている図鑑もあるが、イトヒキハゼ属というよりは、ホタテツノハゼ属の特徴と合致しており、ホタテツノハゼ属になるらしい。バリ島では比較的、多く見られる。本種、鰭を広げていることが極端に少なく、滅多に鰭全開の種にお目にかかれることはない。広げている時、広げていない時、♂♀、小さい個体、大きい種、どれをとっても一瞬違う種かと思ってしまうほど、色の鮮やかさや感じが違うので、観察していてとても楽しい。軟泥底の平坦な場所、またはゆるいスロープ状の傾斜に多く、容易に寄ることもできる。

 注)2005年に新種記載され、学名、和名が提唱された。本サイトでは当時はホタテツノハゼ属の一種として掲載していたが、その後記載に添い訂正。

Stenopus zanzibaricus

 バリ島初記録種といいたいのだが、実は本種は2003年11月に伊豆のダイビングサービスのガイドで元ダイブスの小川晃氏がバリツアーに来たときに発見。場所を教えてもらい、ひたすら探したのだが全く見つからず、1年近く経ったやっと今、全然違う場所から見つけることができた。ということで、バリ島初報告ではないですが、バリ島初写真記録になると思われる。前回のお目見えから1年近く経ち場所も違うことから、テリトリーは決まっているが、滅多に外にでてくることはないであろうと思われる。場所は岩の根元に奥に隠れることのできる空間がある場所やすぐに身を隠すことのできるゴロタなどに生息しているが、出てきているときは寄っても、ライトを照らしてもすぐに引き込むようなことはなかったので臆病なのか大胆なのかよくわからない反面を持ち合わせている。

オニツノハゼ

Flabelligobius smithi

 最近、大島でも発見(別種の可能性もある)され、よく話題になる、このハゼ、バリ島にもいました。西表島やフィリピンなどでも生態写真が報告されています。成長するにつれ臆病になり、すぐ引っ込むようになってきます。但し、いままで各地で発見例のある種は本種ととてもよく似た台湾などかrた報告されているF.smithi が本種F.fourmanoiriと混同されている。成長に伴い20cm超とかなりの大型種でもある。生域場所は軟泥底のスロープ状でだいたいが20m以深となっている。

 注)本種は2005年に新種記載され、学名、和名が提唱されたのに添い名称を訂正。本サイトで掲載された当時はF.fourmanoiriではないかとされていたので、本文との見解の違いがあります。

ウィップフィンラス

Cirrhilabrus filamentosus

 ジャワ島からティモール海まで、インドネシアでは幅広く生息するインドネシア固有のベラ。バリ島では多くのポイントで観察可能な一般種。一部のイトヒキベラマニアからは人気が高いがクジャクベラ属どに比べると、まだまだ知名度が低い。1本だけ異様に伸びる背鰭が特徴的で、イトヒキベラ属の美しさとクジャクベラ属の派手さを持ち合わせた魅力的なイトヒキベラの仲間。生域はガレ場のスロープからサンゴのスロープで潮通りのよい場所に多く集まる。水深は10m以深だが20m以深になると、より一層多くの個体が生息する。婚姻色もとても鮮やかで別種と見間違えてしまうほど。通年産卵を行っているので、この婚姻色も通年見ることができる。近似種のC.tonozukaiと混同されることもあるが、C.tonozukaiはまだバリ島からの報告例はない。

ブルズアイ

Apogon nigripinnis

 このテンジクダイの仲間は、このポイントでは比較的よく見れるのだが、他のポイントではまだ見たことのない、ポイント限定の種。生域分布は広く、紅海からインドネシア、パラオでも見つかっているそうで、広いわりには生態写真があまり撮られていない、いわくつきの種です。特徴は一目でわかりますが、その名前の通り、真ん中に大きく付く黒丸印。この種の多くの体色は黒もしくは、黒っぽい体色をしているだが、幼魚などは緑がかった色をしていたりとバリエーションも多い。平坦な砂地の水深3m以浅に岩やロープの片などが転がっている所に単体で寄り添っている。近づいても逃げる気配もなく撮影も容易なのだが、そのほとんどが波打ち際なので、波のまったくないコンディションなどの条件が必要。

アカタチ属の一種

Acanthocepola sp.

 前回、黄色のアカタチの仲間を載せた所、その「ほとんどの確率で隣にいる黄色ではない個体」も見せてもらいたい。と、お便りを頂いたので、今回もアカタチの仲間でいかさせてもらいます。この種、本によればSpiny Bandfish(Acanthocepola sp.)という種として載っていますが、これも今現在ではその種が一つの種として断定できるには至っていないのが現状です。そうなると、前回の黄色いアカタチの仲間とこの種は別種になるのかもまだ不明。両方の種が成魚になるまでの過程を観察できればいいのだが、巣穴をすぐに代えてしまうことが多いために困難を極める。また、このSpiny Bandfishは体色が黒っぽい個体とペアでいるそうですが、その黒い体色の個体は見たことがない。これからの観察過程でこの黒い個体も大きなカギを握ることになるであろう。

アカタチ属の一種

Acanthocepola sp.

 バリ島では色々な種のアカタチの仲間を見ることが出来るが、この種はアカタチ科の中でも出会う機会が少ない種。図鑑によればイエローバンドフィッシュとしているが違う種である可能性も極めて高く、幼魚〜若魚のころにだけ見られる体色変化する種、という見解が一般的になっている。何故、違う種だと思うかと言うと、この種がいる隣にはほとんどの確率で同じ形状だが、黄色ではない個体がいる。と、いってもその黄色くない個体はヒレだけは黄色く、♂♀で色の違いがある可能性も高い。黄色いアカタチだからイエローバンドフィッシュと安直に決めるのも問題だが、そもそもイエローバンドフィッシュという種がいるのかも問題定義されている。まだまだ研究の遅れている種だけに定点観察がこれからの大きな課題になる種であろう。

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